もっと温泉に行こう!#17「
龍神編」
龍神温泉は高野龍神国定公園、日高川沿いに位置する温泉郷です。泉質は、ナトリウム炭酸水素塩泉(重曹泉)。お肌がツルツルになり、しっとり感がでます。効能は、大変よく温まり、特に冷え性、神経痛、肩こり等に効果があるといわれています。島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、日本三美人の湯として有名なように、美肌効果が期待できます。この良質な龍神温泉は、元湯をはじめ、旅館上御殿、旅館下御殿、旅館有軒屋、旅館坂井屋、旅館萬屋と季楽里龍神の6施設に供給されており、古くから人々に親しまれてきました。開湯は約1300年前とされており、弘法大師による開湯伝説もあります。役小角が発見した後、難陀竜王のお告げによって弘法大師が開湯したとされています。江戸時代に紀伊国を統治した紀州藩とも関わりが深く、藩主が湯治を行うために、初代藩主徳川頼宣が「上御殿」「下御殿」を作らせました。その後上御殿、下御殿はそれぞれ旅館となり、上御殿の建物(国の登録有形文化財)は現在も宿として使われています。
中里介山による時代小説『大菩薩峠』やその映画化作品において、主人公・机龍之助が目を癒した所として採り上げられ、全国的に有名になった温泉郷としても知られています。
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